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Awakening in the NOW
アウェイクニング/今、ここに目覚める
講演者: エックハルト・トール
日本語字幕: 平山由紀子(VastStillness)
エックハルト・トールの講演DVD「アウェイクニング」を見ました。
とても良かったです。
内容的は、現在の人々の状況を説明したのち、「今ここ」にあることとは?、「悟り」とはを可也しっかりと説明しながら、現在の問題に対する解決方法の提案がされます。
自分が思うには、この講演に参加した人がその場でこの講演の価値をどれだけ理解出来たのか疑問が起きてしまいました。
と言うのも、1時間48分くらいの講演の中で密度の濃い内容が語られていて、とてもその場で講演内容を「消化吸収するって無理かも?」と言う感じなのです。
それほど、内容がすごいのです。
言い方を変えると、分かる人が聞けば分かると思うけれど、まだ準備が出来ていない人が聞いたら「何の話だかさっぱりわからないだろうな?」と想像できてしまうのです。
そういう意味では、この講演DVDの価値はとても大きいと思います。
何故なら、DVDなら何度も繰り返し聞くことが可能だからです。
まだ「エックハルト・トール」のことを知らない人にも、とてもお勧めのDVDだと思います。
自分が思うには、内容的には「本」や「動画」いろいろありますがその中でもトップクラスの内容だと思っています。
それくらい、良くまとまっています。
内容的には、めちゃくちゃ「地味」だと思います。(笑)
自分は、この手の内容が大好きなので、こんな内容じゃないと受け付けないのですが(汗)
amazonのコメントを見てみても、まったく合わない人と、めちゃくちゃ評価が高い人に分かれてしまっているようです。
自分が思うのは、もし興味があるのであれば検討する価値は有るという感じです。
ただ、同じ人でも、時期にによって同じものでも評価が変わることもよく有るので、その人の気分次第ですが。
簡単に、この講演DVDの内容を紹介させていただきます。
多分、ネタバレ的な心配はしなくていいかなと思い書きます。
内容が内容なので、ストーリー的などんでん返しの面白さなんて無いのですから(笑)
また、この手の情報はどこにでも出回っていて、この分野に興味がある人なら聞いたことがある可能性が高いからです。
それに、この講演DVDに関して言えば、1回で理解できるような人は、ネタバレ以前に話す内容は既に分かっているからです。
また、1回で理解出来ない人は、何回聞いても何度でも聞く価値が有ると思うし・・・。
そうは言っても、中身についての先入観を持ちたくない人は、次は見ないで下さい。
どうな内容なのか、イメージしやすいように、簡単に紹介をさせていただきます。
この講演の流れは、対象が大きいですが人類の「現状」とその「問題」から始まり、その状況から抜け出すための「提案」と「実践方法」という内容になっています。
最初の「現状」について少し引用してみます。
私たちが、どんな状況におちいっているかを説明したところです。
■人類の状況
“思考があなたを支配しているのです
“あなたは完全に
“【思考と一体化】してしまっているので
“その思考が決めつけた判断は
“何から何まで それが真実だと
“疑いもなく信じ込んでいるのです
“それが人類の現状であり
“機能不全の状態です
そして、エゴの話が出てきます。
ここでは、”空間のない状態”と言う言葉が出てきます。
この”空間”がこの講演の中でとても大事な位置を占めます。
■エゴ
エゴはエゴゆえに存在します
それは 思い込みの
【思考との完全な同一化】を意味します
つまり 【空間のない状態】
それこそがエゴというものなのです
最も大切なあなたという存在
最も重要な次元を あなたは
気づきもせず認識もしていないのです
つまり 真のあなたにとって
もっとも重要な次元が
完全に認識されていないのです
そして、スピリチュアルな情報に触れている人は目にしたことがあるかもしれません。
私たちは、眠っていると言われることです。
あの有名なイエスの言葉
目覚めなさい
が同じ状況で使われたかは「キリスト教徒では無いのでわかりませんが、一見目覚めているように見えている私たちは、眠りこけていると言うのです。
ここでは、”無意識”とはと言う文脈で話されます。
■無意識
私たちがここで言う”無意識”とは-
思考の流れと
完全に同一化していることを
意味しています
あなたのすべてが
条件付けされた存在になっている
状態です
ここまでで引用した3箇所すべてで、共通点がありました。
それは、
思考との同一化
です。
それが、現在の人達の現状だと言うのです。
言い方を変えると、”思考の奴隷”です。
自分たちには、選択権は無いのです。
思考がすべてを決めているのです。
自分が決めているのでは無いのです。
※誤解する人がいる可能性が大きいので追加します。
思考=自分と思っている人も多いかもしれませんが、そうでは無いのです。
そんな、現状を変えるにはどうしたらいいか、エックハル・トールは語ります。
それは
■思考や感情を見る
そこにどんな思考があるのか
見て欲しいのです
そして 批判を下しているその思考に
どんな感情が伴ってくるのか
その感覚を味わってみるのです
つまり 自分の内面の状態を
注意深く監視します
「そこに在るな・・・」と
こんな思考がなければよいのに
と思わないでください
・・・
「なるほど こんな感じか・・・」
と感じてみるのです
そうやってあなたが
注意を向けた途端
思考している自分がいること そして
もはや思考には支配されていないことに
気がつくのです
・・・
この後、注意を向けたことにより「空間」が生れると言う話になって行き「今ここ」と「悟り」の核心の話になって行きます。
とりあえず、初めだけ引用させていただきましたが、大事なことを追加させていただくと
これらの講演は、本来、言葉では説明できないことを言葉で説明していると言うことです。
エックハール・トール自身も講演の中で話しています。
それは”ローマ方面”という標識を見て
ただ単にそちらへ行けば良いのに
「その書き方 色 文字が気に入らない」
と言っているようなものなのです
つまり、この講演で行っているのは「言葉」という「標識」を使った、ローマへの道案内なのです。
なので、言葉が何を「指し示しているか」が大事なのです。
この講演は、「ローマ方面」へ歩みだす為の案内でもあるのですから。