まだ、自分が横浜に住んでいた頃の話です。

家は、横浜駅まで歩いて30分くらいの距離にあったと思います。

会社へ行くには、徒歩で横浜駅へ行き、それからは東横線を使っていました。

ある朝、寝坊してしまい家を出るのが大分遅くなってしまいました。

その頃の自分は融通が利かなくて、事前に会社に連絡をいれればいいと言う発想などまったく思いつかなくて何が何でも会社に遅刻しないで出勤しなければならないと思い込んでいました。

家を出てからは、地獄としか言えない様な駆け足が始まりました。

どんなに走っても電車に間に合うかわかりません。

ただただ、自分を非難しながら走り続けました。

走りながら、遅くなってしまった自分を行動を責め続けます。

「責める自分」と「後悔する自分」、「体力的にも限界で悲鳴を上げる自分」がごちゃ混ぜになっていました。

横浜駅までの道のりを、限りなく辛い思いをしながら走りました。

その時に、一つの気づきがやってきました。

もしも、仕事がなくて横浜駅にただ走っているだけだったら、こんなに辛いとは思わないだろうなと。

今の辛さって、「今現在、絶えず自分自身を責め続けているからだよな」って。

つまり、辛いのは「家をでるのが遅くなってなってしまったから」じゃなくて、

遅くなったことに対して「自分自身を攻撃しているから」だとわかったのです。

つまり、自分で辛い状況を作っていたのです。

同じ状況でも、「自分を非難することなく駅に走る」ことは出来ます。

走るのはたいへんだけど、頭の中で攻撃し続ける状況が無くなったらどんなに楽になるでしょう。

それ以来、ある事が起きた時に、自分がどう反応するのかは自分自身の選択が可能だと言うことが理解できました。

自分自身を非難し続け死にそうな気持ちになるのも、まったくそんなことをしないことも自分次第なのです。

それがわかっただけで、その後の自分の生活がどれだけ楽になったかわかりません。