普通は過去に起こってしまった出来事を変えることは、出来ないと思われているのではないでしょうか?

その為、SF映画などでは「タイムマシン」「タイムトラベラー」等が出てきて活躍することになります。

そんな物語では、過去に起きてしまった辛い記憶を現在に引きずっていて、そのことを解決するために過去の出来事をそのもを変更しています。

確かに過去に起きてしまった事実そのものを、今から変えることは出来ないように思います。

でも、自分は「過去を変えることが出きる」と思うようになりました。

それは、起きてしまった事実に対して抱いている「解釈」を変えることです。

何も辛い出来事として解釈し、心に傷を背負ったままにする必要は無いのですから。

以前の記事『幸福・不幸の根を摘む-「いい」「悪い」を後にする』の中で出てきた「色眼鏡」の話と基本的な考えは同じです。

出来事に対する自分の解釈は、その出来事を解釈する「ルール」次第なのですから

あまりぱっとしませんが、自分の昔の例を思い出しました。

例)取り返しのつかない失敗の体験

【過去の失敗】

自分が大学生の頃の話です。
その頃は、「徒歩+電車+自転車」を使い片道2時間30分かけて大学に通っていました。
使っていた電車は、地方のローカル線なので1時間に1本しかありません。
大学から駅まで30分を走り、電車で帰ります。
その日は、部活が遅くなり慌てて電車に遅れそうになり急いで駅に向かったのですが、駅の近くのわき道からタクシーが急に出てきたのです。
急ブレーキをかけましたが間に合わず、前に出てきたタクシーの横に自転車がぶつかりました。
自転車が止まり自分の顔面がタクシーの窓の上にぶつかりました。

一瞬の出来事です、もう電車に乗り遅れるどころでは有りませんでした。
幸いというか、自分の怪我は前歯の上側が何本か折れ、下の歯は全体的に斜めに歪み歯だけで済みました。
歯医者に行き大分遅くなってから家に着きました。

自分は、その事故によって、前歯を何本か無くしその時の歯科治療の問題からその後きちんと歯を食いしばることは不可能になりました。

自分にとっては、まだ大学生の時に取り返しのつかない失敗をしてしまったという記憶が強く残ってしまいました。

【過去の失敗に対する今できるアプローチ】

そして、その出来事は自分にとって出来れば無くしてしまいたい過去だったのですが、ある時ある気づきがありました。
それは、その出来事によって「どんなに忙しい状態でも危険なほど急がない」と言う自分ルールが出来たのです。
最悪、間に合わなくたって事故を起こすよりはいい。
間に合わないのなら、事前に連絡すればいいだけです。

実は、このお陰で何度も「もっと危険な状態」にならずに済みました。

歯を食いしばれないことから、歯を食いしばらない習慣も身についてしまいました。

後から思うと、その事故の体験は今の自分にとってとても大切な体験となってしまったのです。