このブログの記事を読む上で重要な位置づけになる概念に「巻き込まれない」があります。

心の話をする上でとても大事な概念だと思いますが、このブログで使う時には少し特別な使い方をしようと思うので少し説明をしようと思います。

ネットの辞書(weblio辞典)では、「巻き込む」の意味を調べるように出ているのでそちらを見てみます。
①巻いて中に入れる。包むように引き込む。
  「渦に-・まれる」
  「此文(このふみ)には私一念を-・め,御許(もと)に差出しまゐらせ候/金色夜叉 紅葉」
②いやおうなしにかかわりを持たせる。
  「市民を-・んだ政争」
  「事件に-・まれる」

自分が使う場合には、②に近いのですが、心の中の概念を特に意識して使います。

心の中にある概念が現れた時に、自分の意識の注目点がその概念に取り込まれてしまった場合を指します。

例を使って説明した方がイメージしやすいと思うので、例を使って説明してみます。

例1) 家の鍵は閉めたかな?
一人暮らしをしていて家を出た場合を想定します。
一人暮らしなので、自分が外に出れば家には誰も残っていません。
家の鍵を閉めることは無意識に行動しがちの行動なので、毎日鍵をきちんと閉めたかは覚えていない可能性があります。
用事があってあわてて家を出たけれど、ふと家の鍵を閉めたか思い出すことが出来ません。
そんな時、用事で急いで出かけなければいけないのに、心の中では何度も何度も家の鍵のことが心配になってしまいます。

例えば、こんな心の状況です。

例2) あいつは酷い奴だのループ
誰かに、侮辱され怒りが収まらない時の心の中の動きを思い出してください。
心の中で何度も何度も、怒りの原因となった出来事が壊れたレコードのように再生されます。
そして、その出来事のことから頭が離れなくなってしまいます。
とっくに、その人はいなくて別のことをしていても関係がありません。
例え、別のことで頭が一杯になって忘れたとしても、ちょっとしたキッカケさえあれば、またその時の記憶が蘇ってきます。

イメージは掴めたでしょうか?

何か、自分にとって重大な出来事が起きたときに、心の中でその事を絶えず考えてしまい思考が無限ループに入ってしまった状況になります。

こんな状況になってしまうと、目の前の出来事を正しく見ることが出来なくなってしまいます。
というか、今の現実に直面することがとても難しくなってしまいます。

何故なら、あなたがいる場所は目の前の現実では無く、思考の中でぐるぐる回り続けているループの中にいるのですから。

やっと、「タイトル」に戻ります。

「巻き込まれない」とは、この思考のループに巻き込まれないと言う意味になります。

通常、この思考のループに入っている最中は、そのことを意識することが出来ません。

そこから抜け出した後で、

あっ!
今まで、「巻き込まれていた!!」

と気づきます。