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はじめに



幸せになる勇気」を読みました。


この本は「嫌われる勇気」の続編になります。


嫌われる勇気」がよかったので、ある程度期待していたのですが、実際には期待を遙かに上回るよさでした。


「嫌われる勇気」は有名になり、たくさんの人に読まれたと思いますが、続編の「幸せになる勇気」まで読む人は少ないのでは無いでしょうか?


ただ、自分が思うには「嫌われる勇気」を本当に意味あるものにするには、「幸せになる勇気」まで読まないと難しいように感じました。


この本について著者の一人である岸見一郎さんは、「あとがき」の中で、この本について次のように説明しています。

前作『嫌われる勇気』は、アドラー心理学の存在を知りアドラーの思想を概観するための、いわば「地図」のような一冊でした。


・・・


他方、本書『幸せになる勇気』は、アドラーの思想を実践し、幸福なる生を歩んでいくための「コンパス」となる一冊です。


前作で示した目標に向かって、どのように進んでいけばいいのかを示す、行動指針と言い換えてもいいでしょう。




自分は、アドラー心理学の本は『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』の二冊しか読んでいません。


そういう意味では、アドラー自身が書いた本も読んでいないので、「自分の中のアドラー心理学」はこの二冊の本の著者である岸見一郎さんと古賀史健さんの二人のフィルターを通して理解しています。


あえて追加すれば、本を読んでいる千代能自身のフィルターも入っていますが(笑)


現時点で自分にとっては、この二冊を読めば十分かな?と言う感じがしています。


あえて、別の人のアドラー心理学の本を読む気は起きないです。


と言うよりも、この二人の語るアドラー心理学が気に入っているからなのですが。


この本の役割について



いきなりですが、「この本の役割」と言うと少し気負ってしまいそうですが書いてみます。


この本を読んでいると気づくことがあります。


アドラーが「アドラー心理学」に託した思いが半端ないと言うことです。


そこが感じられる所を、岸見一郎さんの「あとがき」の中から引用してみます。

アドラーにとっての教育は、学力を向上させるとか、問題児を矯正するとか、そんな次元の話ではありません。
人類を前進させ、未来を変えること。
それこそが、彼にとっての教育だったのです。


とあります。


「人類の未来を変える」です。


すごいでしょ?


その背景には、マルクス主義に失望したアドラーが、教育改革によって人類の救済を思考するようになったとあります。


とても凄い考え方ですが、この二冊の本を読むと素直に納得できてしまいます。



全ての人に有効とは言えないですが、「アドラー心理学」が生きる上でのヘルプになるひとは多いかもしれません。

既存の宗教



そんな事を書いていると頭に浮かんで来ることがあります。


それは、「既存の宗教」です。


別の記事で書きましたが、両親の影響もあり自分は既存の宗教については、ずっと距離をとっていました。


宗教に興味を持ちだしたのは、自分の死を現実のものとして意識しだしてからです。


そして、既存の宗教では無く自分自身で直接探し始めてしまったという感じです。


そんな自分が仏教について大きな疑問を感じています。


今のお寺のあり方についてです。


「今、生きている人たちに対して、生きる上でのヘルプが出来ているのだろうか?」と。


単に、お葬式だけの役割しか行っていないように思うのです。


仏陀が行っていた事とは、まったく違っているように思えるのです。


キリスト教やイスラム教については、まったく知らないので、あまり話すことが出来ません。
ただ、世界史の中での戦争を見ていると、あまり人々の幸せに貢献しているようには感じないのです。


そういったものと比較してみると、アドラー心理学は人々の幸せに貢献できる具体的な手法を持っているように思います。


そういった意味で、とても貴重なものだと思っています。


大分話が飛んでしまいました。


アドラー心理学が「役に立つ」かは、自分自身で読んで見て、実行出来るものだったら「実行してみる」しかないと思います。


ただ、「誰にも有効とは、とても言えない」のは事実です。


こんな断りは入れたく無いのですが、誰にでも理解出来るような内容とは思えないからです。


前作の「嫌われる勇気」もそうですが、わからない人にはわからない内容だと思うからです。



幸せになる勇気」もそうです。



これは、本の書き方に問題があると言う意味では無いです。
びっくりするくらい、キチンと説明されている本だと思います。


問題なのは、伝えようとしている内容が、「多くの人にとっての常識」とはかけ離れているからです。
理解するためには、「新しい思考パターン」を一から学ぶ必要があるからです。



多分、そこを通過できるかが鍵になりそうです。


ただ、一部の人たちには、それほど抵抗は無いと思いますが・・・

最後に

今までは、全体的な感想を書いて来ました。


具体的な内容への感想は、今回は止めておきます。


先ほども書いたのですが、この本はとてもよく説明されているからです。


大きなストーリーの中で、「尊敬」から始まり「愛」に至るまでの、見事というような話になるので一部のみ取り出すのは難しいです。


なので、後で既に読んだ人向けに、自分なりの考えを書くかもしれません。


今回は、これで終わりにしますが、最後にもう一度書きます。


とてもお勧めの本です。